
寒暖差の激しい今の時期。
水温が安定せず、バスの食いも浅くなる。そんな季節に多いのが“ショートバイト”。ほんの一瞬触れるだけ、軽く突くようなアタリ——この小さなチャンスを確実に獲るためのセッティングが、TGティアドロップ/ラウンドアイシンカー+SQUEEZE Metal Guard(スクイーズ メタルガード)3/0+DUEL TBカーボン® 12lb。
ロッドは JACKALL RVⅡ-C66M+ を使用しています。
TGティアドロップは重心が下にあり、着底姿勢が安定しているので、ボトムの感触が非常に明確。
特にラウンドアイ仕様は、フリーリグで使うとラインスライドがスムーズで、ワームが自然に漂う。
ショートバイトが多い時期ほど、この“自然な誘い”と“違和感の少なさ”が重要になります。
一瞬の吸い込みでもティップに伝わる微妙な変化を感じ取れるのが、このリグの強みです。
フックにはスクイーズ メタルガード3/0。
根掛かり回避力が高いだけでなく、フックポイントの貫通性も非常に良い。
ショートバイト時でもガードが邪魔にならず、魚がワームを吸い込んだ瞬間に自然と口の中へ入る構造になっています。
このガードの柔軟さと、スッと刺さるフック形状が今の時期にはかなり効いている印象です。
そして、ロッドの RVⅡ-C66M+。
このモデルはティップが素直に入ってくれて、ベリーからバットにかけてしっかり粘るバランス。
食い込みが浅い今の時期でも弾かず、バイトを“ノせていける”特性を持っています。
硬すぎず柔らかすぎない絶妙なミディアムプラスの張りが、フリーリグの重みとショートバイトの両方に対応できる。
この“しなやかさ”が、吸い込みバイトを逃さず掛けていける鍵になっています。
ラインは DUEL TBカーボン® 12lb。
張りがありつつもしなやかで、微細な変化を拾える。
カバー周りで使っても強度があるので、掛けた後に強気で寄せられる安心感があります。
ショートバイトを感じた時に、すぐにアワセるのではなく、一瞬だけ“食わせの間”を作ることが大事。
ロッドティップが入る感触を感じてから、スイープ気味にフッキングする——これで掛け損ねをかなり減らせます。
このセッティング全体のテーマは「違和感なく吸わせて、しっかりノセる」。
TGティアドロップの安定感、スクイーズメタルガードのスムーズなフッキング、RVⅡ-C66M+の追従性、そしてDUEL TBカーボンの感度と耐久性。
それぞれの要素が“今時期のショートバイト対策”としてしっかり機能してくれています。
ショートバイトが多い時こそ、強く掛けにいくよりも“待つ勇気”。
ロッドのしなりとラインの感度を信じて、一瞬の間を作る。
その先にある1本を、確実にノセて獲るためのセッティングです。
