水位が低いダムの現状調査へ

最近はいろんなダム湖を巡って、各地の水位やコンディションをチェックしてきました。釣りだけでなく、環境や季節の変化を感じるのも大事な時間。各地のダムを回ってみると、どこも例年よりかなり水位が低く、ボトムの地形や普段見えないストラクチャーが露出していて、改めて湖の「骨格」を知る良い機会になりました。

ダム湖は一見すると静かに見えますが、実は水位変動が激しく、生き物や釣りの状況に大きく影響します。水を多く貯める「利水期」、放水して調整する「洪水期」など、ダムにはしっかりとした運用ルールがあります。特に秋から冬にかけては、水を抜いて貯水容量を確保する時期でもあるので、今のように減水傾向になるのは自然なサイクルなんです。

ただ、こうした低水位のタイミングは、アングラー目線では貴重な「調査チャンス」。普段水中に隠れて見えない岩盤や立木、ブレイクの角度などを直接目で確認できる。次のシーズンの釣りを組み立てるうえで、この観察は本当に大きなヒントになります。ドローンで上から見ても面白いし、足で歩いて地形を感じるのも勉強になります。

一方で、極端な減水は魚たちにも厳しい環境。浅瀬に追いやられたり、酸素量が減ったりと、生態系にも負担がかかります。そういう面では「水の管理」の大切さも改めて実感しますね。

今回の調査では、地形・水質・ベイトの動きをじっくり観察。釣りをするためだけじゃなく、湖そのものを理解する「フィールドワーク」として今後も続けていきたいと思います。ダムの変化を知ることが、結局は魚と自然を守ることにもつながるはずです。

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