

河北潟の未来のために
最近、河北潟を回っていて気になる光景があります。
写真のように、ガマや葦が何十メートルにもわたって刈り取られている場所が増えてきました。
理由は分かります。沖へキャストしやすくしたい、釣りがしやすいようにしたい。その気持ちはアングラーとして理解できます。
ですが、ここまで広範囲に刈ってしまうと話は別です。
ガマや葦は、ただ生えているだけではありません。バスにとってはシェードとなり、小魚やエビ、昆虫が集まる大切な場所です。産卵後の回復場所や、夏場の避難場所としても重要な役割を果たしています。
河北潟というフィールドは、こうした自然のカバーがあるからこそ成り立っています。
数十メートル単位で順番に刈られてしまえば、そのエリアの景観だけでなく、生態系にも少なからず影響が出てしまいます。今日だけ釣りがしやすくなればいい、という問題ではありません。
私たちは「魚を釣らせてもらっている」立場です。
だからこそ、フィールドに対する敬意を忘れてはいけないと思います。
本当に必要な範囲だけを少し整えるのと、広範囲を丸裸にしてしまうのでは意味がまったく違います。自然は一度壊してしまうと、元に戻るまで何年もかかることもあります。
河北潟は、多くのアングラーが楽しみ、これから釣りを始める子どもたちにも残していきたい大切なフィールドです。
目先の釣りやすさではなく、「10年後も良い河北潟であってほしい」という気持ちでフィールドと向き合いたいものです。
自然があってこそのブラックバスフィッシング。
私たち一人ひとりの行動が、フィールドの未来を大きく左右します。
これ以上、このような光景が増えないことを願っています。
