
来年も、最高峰カテゴリーで戦う。
それは簡単な決断じゃないし、惰性で続けられる世界でもない。
バスフィッシングトーナメントは、外から見れば「好きな釣りを仕事にしている」「楽しそうな世界」に見えるかもしれない。でも実際は、結果がすべての世界で、常に自分の価値を問われ続ける場所だ。成績が出なければ評価は下がり、存在意義すら疑われる。そんな厳しい舞台に、16年連続で立ち続けてきた。
正直に言えば、命懸け――
そう言っても大げさじゃない。
体調管理、資金面、家族のこと、将来への不安。
レース前夜に眠れない日も何度もあったし、「もう限界かもしれない」と思ったことも一度や二度じゃない。それでもボートに立ち、キャストを続けてきたのは、この世界に人生を懸けているからだ。
自分は天才でもスターでもない。
ただ、人一倍この競技に真剣で、誰よりもフィールドと魚に向き合ってきた自負はある。一匹のバスに対して手を抜かないこと。魚を守り、フィールドを守り、釣りの価値を下げないこと。それがプロとしての最低限の責任だと思っている。
そして、この挑戦は決して一人では成り立たない。
共に戦ってくれるスポンサーの存在があってこそ、今の自分がある。
結果で応えること。
フィールドでの姿勢で応えること。
言葉ではなく、行動で信頼に応えること。
それが、協力してくれているスポンサーに対する自分なりの誠意であり、覚悟だ。軽い気持ちでロゴを背負っているつもりは一切ない。人生を懸けているからこそ、スポンサーに対しても本気で向き合っている。
来年も最高峰の舞台で戦う。
それは挑戦であり、証明であり、自分自身との勝負だ。
まだ終われない。
まだ、見せたい釣りがある。
応援してくれる人、支えてくれる人、そのすべてに結果で応えるために――
市村修平は、来年も命懸けでキャストし続ける。










