
朝でも、昼でも、夜でも。
気付けば手に取っているのがコーヒーカップ。
特別な一杯じゃなくていい。
毎日のコーヒーが、ちゃんと美味いこと。
それだけで一日が少し整う。
コーヒーって難しそうに見えるけど、
実はポイントはかなりシンプルだ。
大事なのは
「豆」「挽き目」「お湯」「時間」
この4つだけ。
まず豆。
これはもう鮮度がすべて。
焙煎してから時間が経った豆は、
どんなに上手く淹れても正直わかる。
豆のまま保存して、使う分だけ挽く。
それだけで香りが全然違う。
挽き目は中挽き〜中粗挽き。
家庭で飲むならここが一番安定する。
細かすぎると苦くなりやすいし、
粗すぎると薄くなる。
この“ちょうどいい”を探すのも、
毎日の楽しみだったりする。
お湯の温度は90℃前後。
グラグラ沸いたお湯は使わない。
一度火を止めて、少し待つ。
それだけで雑味が出にくくなる。
コーヒーは意外と繊細だ。
そして一番大事なのが蒸らし。
粉全体がしっとりするくらいお湯を注いで、
20〜30秒、何もしない。
この時間で豆の中のガスが抜けて、
味がきれいに出る。
ここを雑にすると、全部が雑になる。
本抽出は、細く静かに。
中心から「の」の字を書くように。
泡を壊さないように、
ドリッパーの縁には当てない。
急がない。
コーヒーを淹れる時間そのものを楽しむ。
抽出時間はだいたい3分前後。
長すぎると苦味が残るし、
短すぎると薄くなる。
この感覚も、何杯か淹れると自然と掴めてくる。
器も意外と大事。
口当たりのいいRのあるカップは、
香りが広がりやすく、味も丸く感じる。
オシャレよりも、
「毎日使って気持ちいいかどうか」。
結局そこに落ち着く。
コーヒーは、
上手く淹れようとしすぎなくていい。
ただ、雑に扱わないこと。
それだけで、ちゃんと美味くなる。
今日もいつもの一杯。
でも、昨日よりちょっとだけいい味。
そんなコーヒーがあれば、十分
好きな豆を未だ探し続けるのも楽しい。
