流行りの

正直言うと、最初は「これはやらんかな」と思ってた。

でも、目の前でこの姿を見た瞬間、全部どうでもよくなった。

流行りのきのこ着ぐるみ。

無表情なのに、そこにいるだけで空気が柔らかくなる。

何も語らないのに、勝手に癒されるってズルい。

毎日、釣りのこと、仕事のこと、結果のこと。

頭の中は常にフル回転で、気づけば呼吸が浅くなってる時もある。

そんな時に、この光景は反則級。

「戦う」ことと同じくらい、

ちゃんと力を抜く時間も大事なんだと思い出させてくれる。

強くなるために、追い込む。

でも、壊れないためには、癒しも必要。

何も考えず、ただ可愛いと思う時間。

それだけで、また前に進める気がする。

たまには、こういうのもいい。

いや、むしろ“こういうのが必要”なんだと思う。

今日もまた、明日につながる一日。

フィッシュリヴ

正直、ここまで時間がかかるとは思ってなかった。

でも今ははっきり言える。

とうとうできた。

桧原湖。

特に真夏や大会後半に出る、いわゆる“死水エリア”。

水は淀み、酸素は薄く、魚にとっては一番過酷な状況。

正直、普通にケアしても弱る魚は弱る。

その中で、

俺のライブウェルの魚だけが、最後まで生きていた。

これが全ての始まりだった。

「なぜ生きているのか」

「なぜ他と違うのか」

感覚じゃなく、理由が欲しくて、そこから本気の検証が始まった。

成分、量、溶け方、水温変化、魚の状態。

一回で答えが出るわけがない。

何度も失敗して、何度もやり直した。

周りの人にも協力してもらい、現場で試し続けた。

目的は一つ。

魚を絶対に死なせたくない。

トーナメントだから。

検量があるから。

じゃない。

バスが好きだから。

釣りを続けたいから。

このフィールドを、未来に残したいから。

FishRevは、派手なことはしない。

でも確実に「魚が耐える時間」を伸ばす。

弱った魚が、もう一度息を整える時間を作る。

これは机上の理論じゃない。

現場で、生き残った魚が証明している。

本気で使いたくて、ずっと開発してきた。

自分が信じられないものは、絶対に売りたくなかった。

FishRevは、

俺が自分の魚に使い続けたいと思えた唯一の活性剤。

魚を大事にしたい人にだけ、使ってほしい。

その想いごと、ここに詰めた。

——ようやく、スタートラインに立てた。

フィッシュリヴ

バス釣りをしていれば、誰にでも起こり得る事故がある。

フッキングが深く入った時、特に眼やエラ周りに針が刺さってしまった時。

まず一番やってほしいのは、無理に引っ張らないこと。

バーブ(返し)がある限り、引けば引くほど魚を傷つける。

そういう時はニッパーでバーブを潰す、もしくは折る。

それだけで、魚にも人にも余計な怪我をさせずに針を外せる。

これはテクニックじゃない。

魚への最低限の思いやりだと思っている。

トーナメントでも、ガイドでも、普段の釣りでも同じ。

釣った魚を「結果」だけで終わらせるのか、

「次につながる一匹」にするのかは、アングラー次第。

だから自分は、魚のケアに妥協したくなかった。

弱った魚、ストレスを受けた魚が、

少しでも楽に呼吸できる時間を作りたかった。

そこで本気で開発したのがFishRev(フィッシュリヴ)。

釣るための道具じゃない。

生かすための道具。

針を外す時の一手間。

ライブウェルに入れる前後の一工夫。

その積み重ねが、魚の未来を変える。

バスが好きで、釣り場を守りたい人にだけ使ってほしい。

FishRevは、そんな想いから生まれた。

一匹を大事にできる人が増えれば、

釣りはもっと続けられる。

串川チェック

石川県小松市。

この街を聞いてまず思い浮かぶのは、やっぱり“ゴジラ松井”松井秀喜選手。世界の舞台で戦い続けたレジェンドの地元というだけで、このエリアにはどこか特別な空気を感じる。

そんな小松市を流れる串川を、今日はチェック。

釣り込みというより、完全にフィールド確認。派手なことはせず、歩きながら水の色、流れの強弱、地形の変化を一つずつ見ていく。

川全体を見ると、水が動いた後にできるヨレと、流れが一段落ちるスポットが点在している。

こういう場所は、条件が揃った瞬間に一気に魚が差すタイプ。逆に言えば、タイミングを外すと何も起きない。

護岸沿いも同じで、ただ投げて釣れる川じゃない。

立ち位置と角度で水の当たり方が変わる。ほんの数歩ズレるだけで、ルアーの入り方も全く別物になる。

今日は反応なし。

でもそれでいい。

結果が出ない日でも、フィールドを理解する時間は確実に積み上がる。これは松井選手が積み重ねてきた基礎と同じで、目に見えない部分が一番大事。

串川は、派手な釣果よりも“理解しているかどうか”が問われる川。

次に水が動いた時、迷わず入れるように。

静かなチェックだけど、確実に次につながる一日だった。

ボート整備

釣りの話じゃないけど、トーナメントを戦う上で絶対に外せないのがボートとトレーラーの整備。今回はハブ周り、いわゆるベアリングのチェックとグリスアップ。

写真の通り、ベアリングバディを外して中を確認。

この作業、地味だけど本当に大事。走行中にトラブルが出たら、その日は釣りどころじゃなくなるし、最悪レッカー。試合前にそれをやるのは論外。

グリスの状態を見ると、色と硬さでだいたい分かる。

水が入っていないか、焼けていないか。少しでも違和感があれば即対処。自分は「まだいける」は信用しないタイプ。いけると思った時が一番危ない。

ベアリングバディは便利だけど、入れすぎも良くない。

適正量を守って、圧をかけすぎない。ここを雑にやるとシールを傷めて逆に水を呼び込む。トレーラー整備は“丁寧に、確実に”が基本。

トーナメントプロは釣りだけ上手くてもダメ。

ボート、エンジン、トレーラーまで含めて一つの戦闘装備。自分で触れる部分は自分で理解しておかないと、現場では対応できない。

釣れない日の練習も大事だけど、こういう整備の日も同じくらい大事な時間。

トラブルなく会場に着いて、トラブルなく帰る。それができて初めて「釣りに集中できる」。

派手さはないけど、こういう積み重ねがシーズンを支えてくれる。

次の試合も、安心してアクセルを踏めるように。

LT LOGO CAP CA-A004

正直、最初に見た時に「こういうのでいいんだよな」と思ったキャップ。

LT LOGO CAP CA-A004。派手さはないけど、現場に立つ人間が一番使う形をしている。

ロゴは控えめ。

でもその分、どんなウェアにも合わせやすいし、トーナメントでもガイドでも違和感がない。写真や動画に映っても主張しすぎず、それでいてちゃんと“JACKALL”だと分かる。このバランス感はかなり絶妙。

実際に釣りで使うと、こういうキャップの良さが分かる。

ツバのカーブが強すぎないから、サイトでも魚探でも視界を邪魔しない。雨の日でも深く被れるし、風が吹いても安定感がある。長時間被っても疲れにくいのは、地味だけどかなり重要なポイント。

個人的に評価が高いのは、「シーズンを選ばない」ところ。

真夏のボート上でも、秋冬のガイドでも使える。気づいたらこればかり被っている、そういうタイプのキャップだと思う。

ウェアや道具って、最終的には“残るもの”と“残らないもの”に分かれる。

このLTロゴキャップは、確実に残る側。

派手さよりも、実釣での使いやすさと完成度を求める人には、かなり刺さるキャップです。

修行

雨が降ると、フィールドは一気に表情を変える。

流入、風、雨粒。その全てが重なって、水が動き出す。自分はこの「水が動く瞬間」を見るために、あえて雨の日に釣りに出ることが多い。

水が動けば、魚も動く。

それは感覚論じゃなく、魚探を見ていればはっきり分かる。ベイトが浮き、沈み、散る。今まで無反応だった地形に一瞬だけ生命感が入る。そんな変化は、晴れた穏やかな日よりも、雨の日の方が何倍も強く出る。

だからこそ、ハイテクの練習になる。

画面に映る情報と、実際に起きている水の動き、そして自分の立ち位置。その三つを一致させられるかどうか。雨の日は誤魔化しが効かない。ズレていれば何も起きないし、合えば一瞬で答えが出る。

楽な釣りじゃない。むしろ修行だ。

体は濡れ、集中力も削られる。それでもボートを出すのは、試合やガイドで「今日しかない一瞬」を逃さないため。水が動くからこそ、魚の本音が見える。その瞬間を理解できるかどうかで、釣りの精度は大きく変わる。

雨の日に積み重ねた経験は、必ず武器になる。

水が動いた時、迷わず判断できる自分でいるために、今日も修行は続く。

ヤバ

細い所、本当に助かる。

こういう部分を見てくれているかどうかで、準備の質も、試合への向き合い方も大きく変わる。

写真のこれは、正直に言って熟成し過ぎて恐ろしいレベル。

長い時間をかけて、ボックスの中で積み重なってきたもの。

見た目だけなら「もう終わってる」と言われても仕方ない状態だと思う。

でも、ここまでになるまで使われ続けた背景がある。

投げて、外して、入れ替えて、また投げて。

その繰り返しの中で、自然と残った痕跡みたいなもの。

ただ、試合の世界では感情だけでは通用しない。

どれだけ思い入れがあっても、

今の状況に合っているか、信頼できるかを冷静に見極める必要がある。

使い込み過ぎたものは武器にもなるし、足を引っ張る存在にもなる。

だからこそ、細かい所を整え、助けてもらえる環境がありがたい。

命懸けで戦っている以上、

応援してくれる人や支えてくれる存在に対して、

「まあいいか」は絶対に許されない。

恐ろしさを感じるほど使い込まれたこの状態を見て、

改めて気が引き締まった。

まだやれる。

まだ詰められる。

そう思わせてくれる準備こそが、次につながる。

バス用で 今までなかった「3lb以下」という選択肢

今回紹介するのは、H.D.カーボン EX BASS の

1.5lb/2lb/2.5lbという、今までありそうでなかったラインナップ。

正直、3lb以下のフロロは「弱い」「切れる」というイメージを持っている人も多いと思います。実際、過去の細号数ラインはトラブルが多く、信頼しきれないものもありました。

でも、このEXはそのイメージをいい意味で裏切ってきます。

まず感じるのはタフさ。

細いのに安心して使える。ライトリグで一番怖い「不意の突っ込み」や「カバーに触れた瞬間」にも、ラインが粘ってくれる感覚があります。

ただ強いだけでなく、伸びと復元力のバランスが非常に良い。

次に感度。

ラインが細くなることで、水中の情報量が明らかに増えます。

軽いシンカー、違和感レベルのバイト、ボトムの質感。

スピニングでの釣りが一段階シビアになる分、釣りの精度が確実に上がります。

特にプレッシャーの高いフィールドや、冬〜プリスポーンの喰い渋り時。

「太くしたくない、でも切りたくない」

そんな場面で、この3lb以下という選択肢は大きな武器になります。

細さは不安材料ではなく、攻めるための武器。

ライトリグを本気で突き詰めたい人にこそ、使ってほしいラインです。

来年も、最高峰の舞台で戦う理由

来年も、最高峰カテゴリーで戦う。

それは簡単な決断じゃないし、惰性で続けられる世界でもない。

バスフィッシングトーナメントは、外から見れば「好きな釣りを仕事にしている」「楽しそうな世界」に見えるかもしれない。でも実際は、結果がすべての世界で、常に自分の価値を問われ続ける場所だ。成績が出なければ評価は下がり、存在意義すら疑われる。そんな厳しい舞台に、16年連続で立ち続けてきた。

正直に言えば、命懸け――

そう言っても大げさじゃない。

体調管理、資金面、家族のこと、将来への不安。

レース前夜に眠れない日も何度もあったし、「もう限界かもしれない」と思ったことも一度や二度じゃない。それでもボートに立ち、キャストを続けてきたのは、この世界に人生を懸けているからだ。

自分は天才でもスターでもない。

ただ、人一倍この競技に真剣で、誰よりもフィールドと魚に向き合ってきた自負はある。一匹のバスに対して手を抜かないこと。魚を守り、フィールドを守り、釣りの価値を下げないこと。それがプロとしての最低限の責任だと思っている。

そして、この挑戦は決して一人では成り立たない。

共に戦ってくれるスポンサーの存在があってこそ、今の自分がある。

結果で応えること。

フィールドでの姿勢で応えること。

言葉ではなく、行動で信頼に応えること。

それが、協力してくれているスポンサーに対する自分なりの誠意であり、覚悟だ。軽い気持ちでロゴを背負っているつもりは一切ない。人生を懸けているからこそ、スポンサーに対しても本気で向き合っている。

来年も最高峰の舞台で戦う。

それは挑戦であり、証明であり、自分自身との勝負だ。

まだ終われない。

まだ、見せたい釣りがある。

応援してくれる人、支えてくれる人、そのすべてに結果で応えるために――

市村修平は、来年も命懸けでキャストし続ける。