
雪国にいると、どうしても「今はオフだ」「フィールドに出られない」と思いがちになる。けれど、試合で結果を出す選手ほど、この時期を無駄にしない。雪国でも練習はできるし、何より“準備”ができる。むしろフィールドに出られない今だからこそ、試合のためにやるべきことが明確になる。
タックルを見直す。ラインの巻き替え、フックの交換、ルアーの状態チェック。動きのイメージを頭の中で何度も繰り返す。過去の試合を振り返り、何が良くて何が足りなかったのかを整理する。これは湖に出ているだけでは、なかなかできない作業だ。
試合で差がつくのは、当日の一投ではない。スタート前から、もっと言えばオフシーズンの過ごし方で、すでに差は生まれている。雪国にいることはハンデじゃない。考える時間、整える時間がたっぷりあるという意味では、むしろアドバンテージだと思っている。
今は「魚を釣る時間」ではなく、「勝つための準備をする時間」。シーズンが始まった時に迷わないために、今やれることを一つずつ積み重ねる。静かな冬の間に、気持ちはすでに試合モードへ。雪が溶けたその瞬間、全力で踏み出すために、今日も準備を進めていく。
