
フック外しは「上手い人に任せる勇気」も大事。
バス釣りをしていると、どうしても避けられない瞬間があります。
それは、針が深く刺さってしまった時。
特に、目の周りやエラの奥に貫通してしまった時は、本当に胸が苦しくなる。
僕はどの魚にも「絶対に元気に帰ってほしい」という気持ちで向き合っているので、そういう場面を見かけると心がざわつくし、正直なところ、ものすごく“ん〜〜”って思う。
でも、そこで一番大切なのは 焦らないこと と 正しい対処 です。
まず、目に近い部分やエラに刺さってしまったとき。
これは、無理に引っ張って抜こうとすると、魚のダメージが一気に大きくなります。
そんな時こそ、バーブ(カエシ)を潰すか、ニッパーで針をカットしてから外すのがベスト。
バーブさえ無ければ、針はスッと抜ける。
少しでも傷を小さく、負担を少なくして返してあげることができるんです。
もし、針を飲み込んでしまって外せない場合。
これは、本当に無理しないでほしい。
手探りでゴソゴソやると、喉やエラの膜を傷つけて、魚に取り返しのつかないダメージを与えてしまいます。
そんな時は、遠慮せずに誰か上手な人に頼んでほしい。
釣り堀でも、野池でも、湖でも同じ。
近くに自信のある人がいれば、その人に任せる勇気を持ってほしい。
僕が近くにいるなら、絶対に言ってください。
どんな状況でも、できる限り魚を助けるために僕が外します。
バス釣りは、技術だけじゃなくて“優しさの技術”も必要です。
誰でも最初は失敗するし、戸惑うし、怖いと思うこともある。
だけど、魚に無駄な苦しみを与えたくないと思う気持ちがあれば、そこから確実に成長できる。
僕が日頃から気をつけているのはこんなことです:
フックは基本バーブレス、または軽く潰しておく 深く刺さったときは、ニッパーでスパッとカットして負担軽減 飲まれたときは絶対に無理をしない ライブウェルでは水温・酸素・水質を細かく管理 写真撮影は最短で、魚体を押しつぶさない持ち方を徹底
魚は喋れません。
痛いとか、苦しいとか、言えない。
だから釣り人が代わりに気づいてあげるしかないんです。
僕がここまで言うのは、ただ単純に、
ブラックバスが本当に好きだから。
好きだから、ダメージを最小限にしてあげたい。
好きだから、丁寧に扱ってほしい。
もしこの記事を読んでくれた人が、次の1尾をいつもより丁寧に扱ってくれたなら…
それだけでフィールドは確実に良い方向へ進むと思っています。
