ただただ、バスが好きだから。
釣り人として、そしてバスプロとして、ずっと心の中にある想いがあります。
それは 「ブラックバスを死なせたくない」 という、ただそれだけのこと。だけど、僕にとっては本当に大事なことです。
どんなに寒い冬でも、どんなに暑い真夏でも、湖に出るたびに思います。
今日出会う魚たちを、少しでも元気なまま湖に帰してあげたい。あの引きの強さも、あの美しい体色も、全部が“命そのもの”で、かけがえのない存在です。
正直、時々います。
魚の扱いがちょっと荒い人。
無造作にデッキに置いたり、写真を撮るときに必要以上に握りしめたり、ライブウェルのケアを軽く見ていたり。
そういう場面を見てしまうと、胸の奥が「ん〜〜〜…」ってなる。
言葉にはしないけど、心の中ではめちゃくちゃ思ってます。
“もっと丁寧にしてあげてくれよ…”って。
でも、それって怒りじゃなくて、ただバスが好きだからこそ湧いてくる感情なんです。
1尾目でも、1000尾目でも、釣り上げた瞬間の鼓動は変わらない。
バスは僕ら釣り人に夢を見せてくれる、特別な存在なんです。
だから、僕はできる限りのことをする。
・フックが深く刺さったら、慌てず落ち着いて外す。
・長時間空気に触れさせない。
・ライブウェルの水質や温度を常にチェックする。
・魚の負担を減らすための活性剤を使う。
・トーナメントでは特に、1尾の状態を常に見続ける。
こういう積み重ねが、魚の未来につながっていくと思っています。
最近は、SNSでも「魚の扱い方が優しいですね」と言われることが増えました。
でも、僕としては当たり前のことをしているだけなんです。
生き物を相手にしている以上、“丁寧に扱う”ことは釣りの技術と同じくらい大切なスキル。
それを当たり前にできる釣り人が、もっともっと増えてほしい。
釣りって本来、自然との対話だと思っています。
魚がいてくれるからこそ成立する遊び。
バスが元気でいてくれるからこそ、僕らは最高の一投を楽しめる。
だからこそ、釣り人一人ひとりが、魚の未来を守る小さな責任を持てたら、フィールドはもっと良くなる。
そしてその積み重ねが、次の世代の釣り人たちにもつながっていく。
僕はこれからも変わらない。
バスを大事にする。
優しく扱う。
そして、誰よりもバスを好きであり続ける。
もしこの記事を読んで少しでも共感してくれたなら、今日釣った一尾を、いつもよりそっと優しく湖へ返してあげてください。
それだけで、未来はきっと変わるから。