ダムでも湖でも、朝イチに立つと“霧”が出る日がある。

ただの水の煙みたいに見えるけど、実はあれ…かなり凄い現象なんです。

まず、霧って「空気中の塵に、水蒸気がくっついた状態」。

つまり、空気の中に細かい水の粒が“無数に浮かんでる”。

しかも粒の大きさはおよそ0.01ミリ以下。

このサイズになると、風の流れはもちろん、人が立つだけでも霧の形が変わる。

自然って繊細すぎる。

そして、朝だけ霧が出る理由。

夜の間に地面が冷えて、空気が結露しやすくなる。

そこに、湖やダムの“水温のぬくもり”が合わさると一気に霧が発生する。

つまり、**水温と気温の差が作り出す“自然の魔法”**なんです。

もうひとつヤバいのが、霧は音を吸収するってこと。

音の振動が水の粒に当たると散らばるから、

霧の日は音が遠くまで届きにくい。

湖が“静まり返る”のはそういう理由。

だから霧の朝は、バスもいつもより近くに感じる時がある。

自分の気配が水面に伝わりにくい。

最後に。

霧が晴れかける瞬間、湖の上で光が屈折する。

それが“白虹(はっこう)”と呼ばれる現象。

虹なのに白い。めったに見れない自然のレア演出。

霧って、ただのモヤじゃない。

知れば知るほど、自然の緻密さと美しさに鳥肌が立つ。

そして

朝のフィールドで濃霧に包まれると、「これ吸い込んで大丈夫なん?」と聞かれることがある。

結論から言うと、通常の自然環境に発生する霧に含まれる微生物量は、人体に影響が出るレベルではない。自然界の細菌やカビの胞子は極めて希薄で、免疫が普通にはね返す。

ただ、霧は“空気中の粒子を巻き込みやすい”という性質を持っている。

だからガイド側として注意するのは、その日のコンディションで“何が霧の核になっているか”。

ダム湖・渓谷では、

・土壌由来の放線菌やカビ胞子

・植物の花粉

・朽木周辺の微細な有機物

が霧に混ざることはある。

量が少なければ問題なし。

でも、秋〜初冬で湿度が高く風が弱い“停滞霧”のとき、微生物がやや多くなる傾向がある。

特に気管支が弱い人、アレルギー体質の人は喉がイガつきやすい。

ガイドとしては、

・濃霧の日は移動中に深呼吸を控える

・首元を冷やさない(冷気が気管を刺激するため)

・BUFFやネックゲーターで軽くフィルタリング

この3つを推奨している。

霧そのものが危険というより、“冷気+微粒子”の組み合わせが身体に負担をかける。

理解しておくと、朝イチの濃霧でも安心して釣りに集中できる。